モバイルファーストインデックス

現在(2019年6月時点)、Googleはモバイルファーストインデックスへの移行を進めています。
名前は聞いたことがあるが具体的によく分からない、対応方法を知りたい、という方が多いため、今回はモバイルファーストインデックスの内容や対応方法などをご紹介します。

モバイルファーストインデックスとは?

モバイルファーストインデックスとは、Googleが検索順位を決める対象をモバイル向けページとするインデックスシステムのことです。

スマホ対応が検索順位にプラスになるモバイルフレンドリーアップデートとは独立しているもの、つまりランキングシステムとは別のものになります。

ただしモバイルフレンドリーでないコンテンツであったり、ページの読み込み速度が遅かったりしても、ユーザーのニーズに合致した関連性の高いコンテンツであれば検索上位に表示されます。

今まで順位を決める対象がPC向けページでしたが、2018年3月以降、モバイル向けページを対象とするインデックスシステムへ準備が整ったサイトから順次移行している状況です。

2016年11月5日に初めてモバイルファーストインデックスの計画が発表され、それから1年以上経過して移行の流れになりました。

【参照】Google公式ブログ
・モバイル ファースト インデックスに向けて(2016年11月5日)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2016/11/mobile-first-indexing.html

・モバイル ファースト インデックスを開始します(2018年3月27日)
https://webmaster-ja.googleblog.com/2018/03/rolling-out-mobile-first-indexing.html

なぜモバイルページをインデックスの対象とするのか?

今まではPCページを対象にインデックスしていましたが、なぜモバイルページをインデックスの対象とするのでしょうか?

それはGoogle検索を使用しているユーザーのほとんどがモバイル端末から行っているからです。

実際に2015年5月のGoogle公式ブログを確認すると、1日あたり何十億回のも検索が行われ、アメリカや日本を含む10ヶ国はパソコンよりもモバイル端末でGoogle検索を行っている、と発表されています。

2015年時点のパソコンよりスマホ検索が多くなったということは、現時点ではほとんどがスマホからの検索であることが推測できます。

スマホで検索するユーザーが多いのに、インデックスしているのはPCページ、つまりPCのコンテンツを対象に検索結果に表示させているという検索体験を損なう状況となるため、モバイル版のコンテンツを評価し、インデックスするようにしました。

モバイルファーストインデックスに移行したかどうかの確認方法

モバイルファーストインデックスに順次移行するということは、移行しているサイト、していないサイトはどのようにして確認するのでしょうか。
確認方法は2つあります。

Search Consoleにモバイルファーストインデックス適用のメッセージ

ひとつは、Search Consoleにモバイルファーストインデックスが適用されたというメッセージが届きます。

Search Console上のモバイルファーストインデックス通知

この画像のメッセージが届いた場合は、モバイルファーストインデックスに移行されています。

URL検査ツールでユーザーエージェントを確認

Search ConsoleのURL検査ツールを使えば、クローラーがPCかモバイルか確認できます。
モバイルファーストインデックスに移行されていれば、ユーザーエージェントには「スマートフォン用 Googlebot」と表示されます。

URL検査ツールでモバイルファーストインデックスの確認

※URL検査ツールの詳細はこちらの記事参照

URL検査ツールとは

モバイルファーストインデックスの対応方法・注意点

モバイルファーストインデックスに対応するためにはスマホ対応する必要があります。
ただしどのような形式でスマホ対応しているかによって移行の対象になるかが変わります。

ポイントはPCとモバイルでコンテンツの差異があることで、スマホがインデックスされた時にコンテンツが影響して順位にも影響してしまいます。
そのためコンテンツの差異がないサイト、つまり順位の影響がでないサイトからモバイルファーストインデックスに移行しています。

レスポンシブウェブデザインの場合

レスポンシブウェブデザインの場合は、PCとスマホでURLは同じで、1つのソース(HTML)で作られているため、コンテンツの違いがありません。

そのため特に準備は不要で、早めにモバイルファーストインデックスの移行の対象となっています。

動的配信(ダイナミックサービング)の場合

動的配信(ダイナミックサービング)の場合、PCとスマホのコンテンツが同じであれば準備は不要です。
モバイルファーストインデックスの移行の対象となっています。

ただし、PCとモバイルでコンテンツが少なかったり、なかったりするなど差異がある場合は、モバイルファーストインデックスへ移行されていません。
そのため、PCとスマホでコンテンツを統一することが必要です。

PCとスマホで別々のURL(セパレート)の場合

PCとスマホで別々のURL(セパレート)の場合も動的配信と同じで、コンテンツが同じであれば問題ありませんが、コンテンツが異なる場合は、モバイルファーストインデックスへ移行されていません。
そのため以下の対応が必要です。

■モバイルサイトにPCと同じコンテンツを作る

■タイトルやメタディスクリプションなどのメタデータをPCとモバイルで統一する

■構造化データはPCとモバイルの両方に追加する

■PCとモバイルの関連性を示すアノテーション(rel=”canonical” と rel=”alternate”)を入れる
※入れ替える必要はありません。

■モバイルサイトの画像代替テキストを追加する(PCと統一する)

新しいサイトはデフォルトでモバイルファーストインデックス適用

2019年7月1日より新しいサイトやGoogleが新たにインデックスしたサイトは、最初からモバイルファーストインデックスが適用されるようになります。

新規サイトはデフォルトでモバイルファーストインデックス適用になることから、Googleは更にレスポンシブウェブデザインを推奨したと言えます。

既存サイトは引き続き準備が整ったサイトからモバイルファーストインデックスに移行となるため、今回ご紹介した方法で対応してください。

【参照】Google公式ブログ
https://webmasters.googleblog.com/2019/05/mobile-first-indexing-by-default-for.html

まとめ

スマホがベースとなる時代がさらに進みました。

お伝えした通り、スマホで検索するのが当たり前の時代になっているので当然の流れでしょう。

既にモバイルファーストインデックスへ移行したサイトは問題ありませんが、まだ移行していないサイトはモバイルファーストインデックスの準備を進めてください。

尚、モバイルファーストインデックス対応はインデックスシステムであり、ランキングシステムではないため検索順位が上がることはありません。

しかしSEOを意識しているのであればなおさら、モバイルユーザーに向けた最適なサイト作り、という認識で対応していくのがよいです。
それがユーザー体験を満足につながり、間接的にSEOにも効果が出てきます。